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2007年10月30日 (火)

ハム初の沢村賞

鉄腕ダルビッシュがハム初の沢村賞

10月30日10時46分配信 デイリースポーツ


 新鉄人右腕がチームを日本一に導く。日本ハムのダルビッシュ有投手(21)が29日、プロ野球創設期の名投手、故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」に選ばれた。球団史上初選出の快挙に喜びを隠せなかったエースは、日本シリーズでのあと1回の登板での勝利にも意欲を燃やした。また、この日チームは札幌から名古屋入りし、ナゴヤドームで調整した。
 日本のエースが新たな称号を手に入れた。「いずれは欲しいと思っていたが、むちゃくちゃ体力があって鉄人的なピッチャーが取るものと思っていた。自分は体が弱く取れないと思っていた。どの賞より、最多勝や防御率よりうれしい」とダルビッシュ。プロ3年目での沢村賞を喜んだ。
 新鉄腕の誕生だ。自身は「客観的に見て自分ではまったく鉄人とは思わない。斉藤和さんとか杉内さん(ともにソフトバンク)が取っていた賞なので」と話す。ただ、成績を見れば決して謙そんする必要はない。
 「完投はよくできたかなと思います」と振り返ったように、12完投が光る。過去の受賞者と比べても、完投数が2けたを超えたのは01年の松坂(レッドソックス)以来、6年ぶり。これは斉藤和も杉内もクリアしたことがない数字だ。
 特に救援陣の武田久、マイケルとつなぐ必勝リレーが確立されたチームの中で、ダルビッシュの存在は際だつ。佐藤投手コーチも「うちの場合は(先発投手は)球数で代えるケースが多かった。その意味でも評価されたのかもしれない」と頼もしげに見つめる。
 27日の日本シリーズ第1戦でも1失点完投でチームを勝利に導いた。「去年は七回くらいで肩が痛くなったり、緩くなったりしていた」が、この時期でもまだ9イニングを投げきる体の状態には確かな手ごたえがある。
 ただ受賞と日本シリーズは別。第5戦か第6戦となる次回のマウンドへ向け「心境の変化とかはない。今まで通り、試合を作って頑張っていきたい」。受賞基準7項目をすべてクリアしたダルビッシュがいつも通りなら、もう勝ったも同然だ。

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